Eames

チャールズ・イームズ（1907-1978）とレイ・カイザー・イームズ（1912-1988）は、アメリカの視覚的特徴を一変させた創造的なデュオです。イームズ夫妻は、家具メーカーとして最もよく知られていますが、建築、テキスタイルデザイン、写真、映画などの分野でも先駆者的な役割を果たしました。

イームズ夫妻の作品は、工芸とデザインの融合、合板やプラスチックなどの現代的な素材の使用により、多機能な新しいモダンを定義した。イームズ・ラウンジチェア・ウッドは、成型合板の技術によってデザインされ、20世紀を代表する家具となりました。また、夫妻が手がけたケーススタディハウスは、工業用素材を独創的に使用しただけでなく、戦後の近代建築の特徴となる多目的スペースを持つ間取りを発展させました。

本書は、イームズ夫妻の初期の家具実験から、代表的な短編映画「パワーズ・オブ・テン」まで、イームズの輝かしいレパートリーの全貌と、アメリカの中流階級の暮らしに与えた革命的な影響を網羅しています。

このシリーズについて

1985年に誕生したベーシック・アート・シリーズは、これまでに出版されたアートブックの中で最も売れ行きの良いシリーズに発展しました。タッシェンのベーシック建築シリーズの各書籍の特徴は以下のとおりです。

建築家の人生と作品についての紹介

年代順の主要作品

クライアント、建築の前提条件、建築の問題点と解決策に関する情報

全作品リストと、代表的な建築物の所在地を示す地図。

約120点の図版（写真、スケッチ、下絵、図面）を収録